8月は「葦にゆりかもめ」
【ゆりかもめ】
全長40cm。冬鳥として、全国の河、河口、湖沼、海岸に至る水辺に来ます。真っ白な羽と赤いくちばしがきれいな小型のカモメの仲間です。琵琶湖でもたくさんのゆりかもめを見ることができます。
【葦(ヨシ)】
琵琶湖とそれに連なる内湖の岸辺には、古代からヨシが大きな群落をつくり、現在でも180haを超えるヨシ原が残されています。
以前は屋根葺きや簾など、私たちの生活に利用されていましたが、現在では生活様式の変化から、ヨシの利用が減り、ヨシの刈り取りもされないことからヨシ原の衰退が懸念されています。
ヨシは魚類・鳥類の生息場所、湖岸の侵食防止、水質保全など様々な機能があり、琵琶湖の環境保全に大きな役割を果たしています。
本来の花札は「芒(すすき)に月・雁」。比べてみると面白いと思います!