みなづきー6月

花札ー湖乃国

6月は「蛍と石楠花」

蛍(守山市)】
滋賀県守山市は、古くからゲンジボタル(守山ボタル)の群生地として知られていました。しかし、戦後、農薬や家庭排水等による水質悪化などが原因となり、ゲンジボタルは絶滅しました。
そこで、昭和54年から守山市は、自然環境を取り戻すため、「ホタルのよみがえるまちづくり事業」に取り組み始めました。

守山市には「ほたるの森資料館」があり、資料館の横には、ほたる河川という名の人工河川が流れ、旧野洲川から移植された木々などが茂っており、木道が敷設されています。この周辺はほたるの森と呼ばれています。蛍の人工増殖は順調に進み、現在では多くのホタルが守山市内を飛ぶようになりました。

【石楠花(日野町)】
滋賀県日野町には、鎌掛しゃくなげ渓谷と呼ばれる、しゃくなげの群生地があります。
しゃくなげは高山植物で、標高800mから1000m付近の高所に生えるものですが、日野町では標高350m前後の低地に、しかも群生するので非常に珍しいといわれています。そのため、昭和6年には国の天然記念物に指定されました。開花時期は4月下旬から5月上旬で、多くの人で賑わいます。

本来の花札は「牡丹(ぼたん)に蝶」。比べてみると面白いと思います!

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