11月は「柳に織田信長」
11月の札は盛り沢山です。元々の札が、
左から「1.柳に小野道風(おののみちかぜ)」「2.柳に燕」「3.柳に短冊」「4.鬼札」というものです。
比べてみると面白いと思います!
【1.小野道風→織田信長】
元々の札にある小野道風は平安時代の貴族であり能書家でもあった人。「書道の神」として人々からたたえられました。京都には彼をまつった「道風(みちかぜ)神社」があります。
花札ー湖乃国ーでは、織田信長に。
織田信長は、尾張の武将。父、織田信秀の家督を継いた後、桶狭間の戦いで今川義元を破り勢力を拡大しました。足利義昭を奉じて上洛し、後には義昭を追放することで、畿内を中心に独自の中央政権を確立。天下布武を掲げ、日本史上、初めて国家統一を目指した人。
1582年、本能寺で、家臣の明智光秀に謀反を起こされ、寺に火を放ち自害しました。
【2.燕→はくせきれい】
ハクセキレイは留鳥で、琵琶湖や周辺の河川でよく見られます。足を交互にして歩き、尾をたえず上下にふります。飛び方にも特長があり、翼をはばたいては体側につけ、上下に波形を描くように飛んでいます。
【4.鬼札】
鬼札はもともとは、雷雨の中、鬼の手が太鼓を掴もうとしている絵柄です。
花札ー湖乃国ーでは、鬼の手を甲冑を着た武将の手に変え、雷雨の中、エレキギターを掴もうとしている図に変更。因みに、エレキギターには明智の桔梗紋がチラリ…。
タイトルは「雷とエレキギター」です。