もだんなたてもの ようけあります ヴォーリズ建築
ヴォーリズ
1905年に来日。近江八幡を中心に多くの西洋建築を手掛けた
ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、⼤正から昭和初期に、洋風住宅や建造物を⽇本各地に残したアメリカ⼈建築家です。
1905年の来⽇以降、実に1500以上の作品を⼿掛けたといいます。ヴォーリズは24歳の時にキリスト教の布教を⽬的に来⽇し、英語教師として滋賀県建⽴商業学校(現⼋幡商業⾼等学校)に赴任しました。2年後には教師を辞めることになりますが、その後、建築家としての才能を⽇本で開花させます。
ヴォーリズが住み続けた近江⼋幡には、⽒の⼿によって建てられた建築物が現在も多く残っています。 江⼾時代さながらの町並みのなかに、点在するヴォーリズのモダン建築が近江⼋幡の魅⼒のひとつになっています。
ヴォーリズさんは、どうして日本に来たのですか?
大学を卒業したら、海外にキリスト教を広める活動をしたいと思っていたんだ。
そしたら、たまたま日本の近江八幡の商業高校が英語の先生を募集していると聞いて、思い切って日本にやってきたんだよ。
英語の先生だったんですか?でも建築家としての方が有名ですよね。
そうだね。実は当時の日本では、まだまだキリスト教が知られてなくて。。。
僕が布教活動することが理解されず、2年で英語の先生を辞めることになったんだ。
なので、生活のために建築を始めた感じかな。
でも、大学では建築の勉強をしていたし、建築家になることも夢の一つだったからね。
メンソレータムもヴォーリズさんが最初に日本で販売したんですよね?
建築に必要な資材を輸入するための会社を作ったんだ。その時にアメリカから僕を応援してくれてる人が、メンソレータムを提供してくれたのがきっかけさ。
メンソレータムは、日本の家庭にあっという間に広がっていったよ。
いまは、株式会社近江兄弟社がメンタームという名前で売ってるよ!