すいめんぷかぷか うきみどう 中には千の仏さま
浮御堂(うきみどう)
満月寺のお堂。近江八景の一つで、湖上の安全を願っている
「浮御堂」は正式名称を海⾨⼭満⽉寺といい、臨済宗⼤徳寺派の禅寺です。 その創建は平安時代後期とされ、浮御堂の背後にある⽐叡⼭の僧、源信(恵⼼僧都)によって、湖上の安全と衆⽣済度を祈願して建⽴されたと言われています。
室町時代に選定されたという「近江⼋景」のひとつ『堅⽥の落雁』として、その情景は松尾芭蕉や⼩林⼀茶など多くの俳⼈に愛されてきました。
「浮御堂」のある満⽉寺の境内には松尾芭蕉のほか、⾼浜虚⼦、⾼桑蘭更、阿波野⻘畝の句碑もあります。
また、浮世絵画家の歌川広重や、葛飾北斎、安藤広重なども「浮御堂」を訪れています。その絶景は昔と変わることはなく、今も訪れた⼈の⼼を打っています。