れっつきのぼり かんむりじまの オオミズナギドリ
オオミズナギドリ
舞鶴市の冠島で繁殖。京都府の鳥。地上から飛び立つのが苦手
1965年、「京都府の鳥」に指定されたオオミズナギドリ。体長約49センチ前後で、大きな翼を持っており、広げると約120センチになります。海上を飛ぶ様子が、薙刀(なぎなた)で水を切るように見えることから、〝水薙鳥〟の名が付けられています。
水中にも潜る事ができ、また地上では崖や樹木を登れるオオミズナギドリですが、着地したり飛び立ったりする事は得意ではないそう。飛び立つときには地表からスムーズに飛び立てない為、斜面を使って助走したり、高台や木の上から落ちるようにして飛び立ちます。
オオミズナギドリが京都府下で唯一生息しているのが、舞鶴市街地の北、約28キロメートルに位置する冠島です。
冠島へオオミズナギドリを見に行くことはできるの?
冠島は、面積22.3ヘクタールの無人島で、国の天然記念物に指定されているんだ。残念ながら、島へヒトは許可なく無断で上陸できないんだよ。
何を食べてるの?
お魚や、イカなどの軟体動物を食べるよ。好物はカタクチイワシ。泳ぎながら水中の獲物を確認して、水中に潜って魚を捕まえるんだ。